MENU


小嶋基次先生の「おもしろ健康学」NO32 2007/02/26

小嶋基次先生の「おもしろ健康学」NO32

かねてから私が心配していたことが,とうとう起きてしまいました。それは健康食品?を取り上げたテレビ健康番組なのです。

番組データ捏造問題が発覚しました。最近では納豆問題です。もともと大豆を原料とした納豆は健康に良い食品なのです。

あのような番組で素人,特に高齢者を不安に落としいれることが許せないのです。

今は,痩せる,頭髪が増えると言えば,大金を惜しまないひとが多いのです。そこに,つけこむことが許せません。

心臓病(心筋梗塞)や脳梗塞でワーファリンやバイオアスピリンを必要としている人には,かえってリスクが高いのです。むしろ害があるのです。

そもそも,痩せることとダイエットは違うものなのです。痩せるというのは,細くガリガリで病的な感じですし,ダイエットとは健康的にスリムになることなのです。

元来,食品に悪いものはありません。それを,害のあるようにするのは,その量や食べ方によるのです。無知な素人の人々を不安にして,間違ったことを,さも真実のようにして信じ込ませる魔力が電波にあるのです。正しい情報を得る術を身につけ,明るい心で生きましょう。

そのために,ストレスの取れる黄門様や越前守様を見ながらスルメや昆布を噛みましょう。では,また次号でお逢いしましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

日本体育協会一級トレーナー  小 嶋 基 次 氏
<プロフィール>
岐阜市在住。保健体育教師として長年岐阜県下の高校に勤務。県立岐阜商業高等学校女子バレー部監督として国体で5位、岐阜女子商業高等学校ホッケー部部長として全国大会で17回の優勝に導いた経験を持つ。定年退職後、食育と健康に関する講演や著述活動などで幅広く活躍。現在、東海女子大学講師。2004年日本体育協会スポーツ指導功労賞、2005年岐阜県体育協会スポーツ功労賞受賞。



戻る