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小嶋 基次先生の「おもしろ健康学」NO34 2018/02/28

子供の心と体ー意欲-1

意欲とかやる気をどうしたら持たせることができるかということは、
お母さんの一番気になることなのです。

なにげなく言った一言がやる気をなくさせたり意欲を与えたりする
ことは日常多いものです。

最近の子供や社会の人々は、情報を簡単に多く得ていますから
親としてもなかなか単純にはいきません。

私の経験から言いますと自尊心を傷つけるようにして激励し成功
した人がいることはいるのですが、能力の優れた人に限られ、
数もあまり多くありません。

「人間として恥ずかしくないか」
「そんなことでどうするお父さんは悲しいぞ」と激励の意味で強い
言葉を投げてみたいものです。

優秀な人はこれで発奮して能力を十分伸ばしてくれるのですが、
残念なことに、大部分の人間は弱く心もナイーブですので、
このような言葉は強すぎてたび重なると自信をなくすことになるでしょう。


そこで大勢の人達に効果のある方法としては調子にのせてやることです。
そのためには言葉で褒めたり物を与えたり報酬を与えることでしょう。

しかし、品物を与えて歓心を買うのには限度がありますし、
前項で述べました言葉での褒め方もいつもやっていますと徐々にネ夕が減り、
いつしか具体的な長所を探すのが苦痛になってきます。

そこで次は心で褒める方法です。この方法はなんら資本は不要で大きな
準備も必要ではありません。今持ち合わせている心をありのまま出して
素直に相手と接すればよいのです。

相手が泣けば共に泣いてやり、相手が喜べば自分も共に喜びます。
自分の子供とは共に泣き共に喜ぶことはできても他人となると素直に
泣いたり笑えなくなります。

どうしてもそこにやっかみとか嫉妬とか相手の喜びを素直に喜べない
気持ちがあるのです。でも、その気持ちを捨てて一緒に嬉しがり喜ぶ
ことができたら相手は必ず意欲を燃やすことでしょう。

それは握手一つでもよいのです。非常に人の気持ちを明るくしてやる
気を生じさせることが上手な人がいました。
その人は自分自身が大変明るいのです。

そのまま会う人ことごとくに明るい振る舞いで、相手をそのペースに
引き込んでしまうのです。そしていつのまにか相手の能力を十分発揮
させてしまっているのです。

この明るさは体調を整えることから始まっていて心身のコンディション
を最良にすることから気を付けているのです。

自分のコンディションは日によって違っていますが、基本的なもの
は筋肉疲労とストレスですので心身の休養を図ってまず自分の明るさを
つくります。

続く

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